ファシリテーターとはなんだろう?

ファシリーテーターとは何だろう? ここ最近1~2年にイベント/ワークショップに参加する機会がめちゃくちゃ増えた。すると、よく耳にするようになった言葉が「ファシリテーター」。あるイベントでは「ファシリテーターやってね」と頼まれて参加したこともある。けども、未だにファシリテーターなるものがわからない。今回はちょっとその存在について考えてみようかと思う。

わからんものはまず調べる。これは当然なので、まずは英語訳から考えてみる。「facilitate」は「(物事を)促進する、容易にする/楽にする」と意味を持つ。ということは、単純に考えると「物事を楽にする人」となる。

さらにググってみて、ファシリテーターについて説明されているサイトでは次のように。「成果をあげるよう、人と人との効果的なコミュニケーションの場を作り、ひとりひとりのパワーを最大限に引き出し、多様な考えをまとめつつ、対立から合意形成に導き、実行に向けたモチベーションを高める」ですって。難しいというか複雑だな。わかりずらい!

もうこうなったら、自分でファシリテーターが何かを考えてみよう。直近で参加したワークショップがひとつあった。複数の学生が約15分間を使って、企業から提示される議題についてブレストする。そのファシリテーターを務めるのも学生。この一連を傍観するつもりが一緒に混ぜてもらえたので、その感想と一緒にファシリテーターとは?を僕なりにまとめてみる。

彼らと一緒に進めているなかで感じたのは、ファシリテーターを務める子自身が議題の意図が掴めていなかったり、気にしてもしょうがない言葉の定義に捉われてしまったり、メンバーの子の話を引き出す役目なのに自分が前のめりになっちゃったり、そんなところ。

もしかしたら、ファシリテーターが話を一緒に進めるメンバーとの「関係性」を無視しちゃったり、「笑い」の場面をつくれなかったり、何を発言してもよい「空気感」が欠けてたのかな。萎縮ではなく、ゆるーいのびのびとできる場ではなかったかもしれない。

ぼくがこれまで巧いよなぁと感嘆したファシリテーションは、「京都移住計画」の田村さんと田中さん。彼らは基本的に一歩引くスタンス。誰かに話を振るときは、とにかく喋ってもらえるように、ヒントになる言葉を巧く選びぬく。一人ひとりの表情を気にしながら、むやみやたらに話を振らない。自分が喋るタイミングでは、メンバーがハッ!とするような、気付きのマグナムショットを撃てる。いじったりいじられたり、笑いも大事にしてるし。その場の温度をすごく気にしてて、ほんと超繊細。

うーん、自分でも結局わちゃわちゃと書いてるなぁ……。きっとファシリテーターは一言でいえば「潤滑剤」なのかもしれない。その場の人同士の関係性も、議論の進行も、なめらかに事が運ぶように。元々の英語訳になぞって考えても、「楽にできる」ときって、おそらく緊張がほぐれてるとき。ピーンと張られたり、ぎごちないものを、ゆるませて、なめらかな動きをつくれる人。その意味で潤滑剤としていこう。でもまだ(仮)ともしておこう。

TV観てると思うのは、くりぃむしちゅー上田さんはきっとファシリテーション巧いだろうなと。共演者とのスムーズな絡みはすごい。本気出したらバラエティ番組でファシリテーターの心得学べそうだ。

にしても、まだまだわかっておりません「ファシリテーター」というやつ。ただ正直なところ、潤滑剤になる人はファシリテーターじゃなくてもいい。その場と時間が参加メンバーにとって心地よくて、彼らの結束にもつながり、問題解決に向けたアイデアがポンポン出るのであれば、誰がその役目を担ってもいいわけで。「おれ/わたしファシリテーターだから」と意気込まなくてもいいしね。とりあえず、ファシリテーターは今の学生にとってイケてる言葉らしい。

地域づくりなどに積極的に関わりたいと思う身としては、ファシリテーターとは?(その言葉よりも、その役割)をもっともっと考えんとね。